Shopifyに入社して1年経ったのでダラダラと振り返っていこうと思います。ちょうど一年位前に書いた入社記事はこちら。 Shopifyに入社しました
この1年は久しぶりに成長を感じられた1年だった。正直入社前の2〜3年はフラフラしたキャリアになってしまっていたし、なんとなく自分の成長の鈍化を強く感じていたのだけど、この1年は本当に成長できた感じがするし、できなくて悔しいなと思うことが沢山あった。
自分が特に成長できたなと思うのは、データやログ、メトリクスを元にシステムのボトルネック、アーキテクチャの問題点を探して、改善するというスキルだと思う。 自分はあの有名な巨大モジュラモノリスを触る機会はそれほどなくて、どちらかというと周辺のバックエンドサービスに携わっていたのだけど、それでも自分の経験したことのない規模のトラフィック、データを捌く必要があったので、いろんなことを学んだ。
一緒に働く仲間にも恵まれた。特に5月に他のチームから異動してきたシニアエンジニアからは沢山のことを学んだので、彼がチームに来てくれて本当に良かったと思う。メトリクスやログを駆使してシステムの問題点を見つけて改善する、これをハイレベルで実現してさらにチームに広めるということをやっていて、IC(Individual contributer)として技術的なリーダーシップを発揮するというのはどういうことか、というのを見せてくれた。特に真似するようになったのは、データやメトリクスをもとにして改善点を考えて、自分の変更で何がどう改善されたのか、チームにシェアすることで、何をするにしてもまずはちゃんと現状の数字を把握するということをするようになった。これをするだけで、自分の改善がどれくらいインパクトがあったのか計測できるし、大きな改善をしたときには数値を持ってアピールできた。
逆に自分の力不足を感じて悔しかったのは、沢山のステークホルダーがいる中でプロジェクトを前に進めたり、大きなビジョンを描くような仕事だ。元々自分が携わっていたアプリケーションのドメインが必要になる比較的大きなプロジェクトに10月くらいから関わっていたのだけど、自分の持っている知識をシェアする以上の貢献が殆どできなくて悔しい思いをした。特に他のエンジニアがアーキテクチャや仕様、あるいはロードマップについて、様々なproposalを出している中で、自分はちょっとしたことしか意見を出せなくて、無力感に苛まれた。また正直英語が心理的なブロッカーになって、やった方がいいステークホルダーとの会話を躊躇したり他の人に任せたりといった場面もあった気がする。
なんというか自分はもっとOpinionatedにならないといけない(日本語で言うとこだわりを持つ?的な)のではないかと最近感じている。最近は色んなことにこだわりが少なくなってきて、どんなものでもプロコンあるしとりあえずやってみればいいんちゃう?みたいなメンタルモデルになってきている。もちろん細かいコーディング規約や開発プロセスに固執するべきとは思わないのだけど、方針を決めなくてはいけない場面で決断することを避けるようになってきている気がする。これを直したい。そういえばフィードバックでも、たまにはっきりしない態度を取るとか言われてたな。。。
ほぼ毎日Slack、GitHub、Google Docsに何かしら英語を書いているだけあって、書くほうはそれなりに早くなったんじゃないかと言う気がする。英語でテクニカルなドキュメントを書くことも抵抗なくなった。MDでドキュメントを書く方が好きだったので、Google Docsで技術的な文書を書くことに最初は抵抗があったのだけど、自分の英語も直してくれるし、チームでレビューもしやすいし、好きなドキュメントツールになった。
一方で話す方は週に数回、数十分のミーティングや1:1があるかって感じなので、そこまで上達している感じはしない。仲のいい講師がいるので惰性でGABAをずっと続けているが、もっと回数増やすためにオンラインオンリーの英会話サービスにした方がいいのかなーと迷ったまま結局GABAを使っている。慣れないアクセントだと結構リスニングで苦労することもあるのだけど、普段仕事しているシンガポールの人のアクセントはだいぶ慣れた、というか自分もSinglishになってる気がする。Can you..?って聞かれたら ahh can!とか答えそうになる
あと、これは仕事関係ないけど家建てたいと思っています。土地を探しています。