龍が如く8

Mar 9, 2024

この記事は龍が如く7と8のネタバレを含見ます。

年末からずっと龍が如くスタジオのゲームをやっていて、ロストジャッジメント、龍が如く7、ときて今週やっと龍が如く8が終わった。ジャッジアイズはクリアしたものの、龍が如くシリーズは実はちゃんとプレイしたことがなく、ストーリーはなんとなく実況動画とかで見て知っているというレベルだったのけど、めちゃくちゃにハマった。あんまりゲームの感想をブログに書いたりしたことはないのだけど、何かアウトプットせずにはいられないので書く。

龍が如く7は実は1年前に買っていて、序盤のムービーシーンの多さに疲れてしまってやめてしまっていたのだけど、龍が如く8が出るということで今年になって続きを始めた。ゲーム序盤、この7からの新主人公「春日一番」含めた仲間達が全員40過ぎた無職のおじさん達というところに笑ってしまっていたけど、自分ももう四捨五入したら40、気がついたらめちゃくちゃ登場人物に感情移入してしまっていた。2024年1月ごろ、龍が如く7をやっていたときは仕事や色々なことで精神的にキツい状態だったので、どん底から這い上がっていくストーリーに元気をもらったし、最後はボロボロ泣いてしまった。湘南乃風の一番歌という歌がエンドロールで流れるのだけど、これは今も車で運転する時に流しているし、なんなら聞いたらいまだに涙が出てくる。

龍が如く7クリア後、本当は龍が如く7外伝もやりたかったのだけど、SNSや動画サイトでネタバレを食らいそうだったので龍が如く8へ。めちゃくちゃ寄り道したわけでもないのに、クリアまで100時間以上も遊んでしまった。前作で遊びにくかったところはちゃんと改善されているし、ターンベースのシステムも移動という要素が加わって、RPGとしてめちゃくちゃ面白くなっていた。後半、ハワイチームと横浜チームに分かれて、桐生さんと春日一番パーティを交互に動かしていくところは、特に面白い。これのおかげでずっと控えに回るメンバーが最小限に済んだし、横浜とハワイ、それぞれの街を探索するのがめちゃくちゃに楽しかった。パーティが二つに分かれたことで、ストーリー的に説明不足というか掘り下げ不足に感じる場所も後半あったけど、ここ最近遊んだゲームとしては本当に1番ハマった。

上に書いたようにストーリーはツッコミどころも多々あるのだけど、「セカンドチャンス」「何度でもやり直せる」とゲーム中何度も伝えられるメッセージが本当に好きだ。特にエンディングで一番がエイちゃん連れて警察署に出頭するシーンは、今でも何回も見返してボロボロ泣いてしまう。英ちゃん役の成田凌さんがインタビューで「春日一番のような男になりたい」というようなことを言っていたのが本当にわかる。ここで流れる椎名林檎の「ありあまる富」があまりもこのシーンにあっていたので、しばらく書き下ろし曲と勘違いしていた(実際は10年以上前にリリースされた曲のよう)。そして最後の最後、桐生さんが痩せこけた姿でも放射線治療を続けて、ガンにも戦おうとしていたところ、綺麗に散ることを美化しないのも良かった。みっともなくても、生きていれば、生きていればやり直せるんだよ。

それにしても龍が如くスタジオのゲームのストーリーがこんなに良いものだとは知らなかった。キムタクが如くことジャッジシリーズも本当に面白いし、龍が如くシリーズももっとやっておけば良かったなと後悔している。シリーズに共通する点としてとにかく序盤はムービーが多く、ゲームとして面白くなるまでに時間がかかるので、自分みたいにちょっとやってやめちゃった人もいるんじゃないかと思うんだけど、我慢して10時間くらいやってみてほしい。そこからは続きが気になってやめられなくなるから。